和三盆 恵菓和三盆
恵 菓

竹糖栽培

竹糖のベッド作り

埼玉県越谷市の「和三盆 恵菓(わさんぼんけいか)」のみどりです。

先日、徳島県の服部製糖所さんから分けていただいた竹糖(ちくとう・阿波和三盆の原料である在来種のサトウキビ)の種黍(たねきび)は、このまま野ざらしにしておくと霜にあたって枯れてしまうので、砂地に保管します。

※前回の記事はこちら

 

栽培を託している香川の両親(主人の実家)から、その保管をしている様子の写真が届きましたので、ご紹介します!

 

父は野菜栽培の達人です。

ですが、竹糖栽培は初めて。
在来種という個性的な作物なので、ドキドキの挑戦のようですね(笑)

 

服部製糖所さんから教わった栽培方法を自宅の設備で再現します!

①まず種黍(たねきび)用のベットを作ります。

※父、カメラ目線

 

②種黍を並べます。

 

③砂をかぶせます。
お菓子のミルフィーユの様に種黍と土を重ねていきます。

 

④崩れてこないように板で壁を作ります。

 

⑤霜にあたらないように保温用のシートをかぶせます。

 

⑥濡れると春の植えつけ前に発芽してしまうので防水シートもかぶせます。
⑦シートがめくれないように竹で重しをして完成!

 

 

なんだか、愛おしくなりました。

まるで我が子の寝顔を見ている時の気分になります。
さて・・・無事に冬を越せますように。

 

この後は、桜が咲く頃になりましたら、この種黍達を砂のベットから出して畑に植えます。
今から春が楽しみです!

 

つづく。

 

 

埼玉県越谷市の和菓子屋
「和三盆恵菓(わさんぼんけいか)」

〒343-0843
埼玉県越谷市蒲生茜町23-2 WAnest W102
お電話:070-4814-4833
HP:http://wasanbon-keika.com

 

 

和三盆 恵菓, 竹糖栽培

竹糖の栽培を始めます

埼玉県越谷市の「和三盆 恵菓(わさんぼんけいか)」のみどりです。

 

日曜の定休日。
早朝便で香川県の高松空港に到着!

弾丸ツアーのように日帰りのため朝が早かったのですが、高揚感の方が勝っているためか不思議と目がランランしていたものです。

 

到着するとすぐに香川の両親(舅と姑)が揃って迎えてくれ、目的地へ早速向かう!

とはなりませんでした。
まずは腹ごしらえで空港近くのうどん屋さんへ。

じいじとうどん

 

香川と言えば、お決まりのさぬきうどんですね。

お出汁が効いた汁とコシのあるつるつるうどん。
ここでしか味わえない美味しさです。

 

身も心もあたたまった所で徳島の服部製糖所さんへ向かいます。

香川から徳島へ行くのには山をひとつ越えなくてはいけません。
紅葉の美しい山道を軽トラでブーンと1時間。

第一お遍路発見!

その道中で、こんなお遍路さんの光景とすれ違うことができました。

 

他にも、一面のサトウキビ畑を脇目に車は走り、目的地である徳島県阿波市の服部製糖所に到着しました。

 

サトウキビは今が収穫〜製糖の最盛期!
1年で一番忙しい時期なのですが、同時に来春植える種黍(たねきび)の保存も行います。

つまり、今しか種黍を譲っていただくタイミングは無いのです。
とってもお忙しく、貴重なお時間の中にお邪魔して参りました。

 

そんな、お忙しい状況だったにも関わらず、代表の方が自ら種黍の保存方法から栽培方法までを丁寧に教えてくださいました。

その説明を聞いている中でとても印象的だったことがあります。

「竹糖は霜に弱い(四国は霜が降りる)ため、毎年種黍を砂地に埋めて保管し、越冬させ、翌春植え付けている。」

っと代表の方がこう仰りました。

※沖縄のサトウキビは植付~収穫を行った後、最初の苗からまた芽が出てくるので新たに植付を行わなくても3~4回収穫することができる。

 

私たちは「在来種」だから、生命力強く手間がかからないのかな?と思っていました。
ですが、その逆なのです。

とってもお世話が大変。
その上細くて背丈の低い竹糖ですから、収穫量も少ない!

とても希少なサトウキビです。

 

そして製糖にも沢山の工程で人の手が入り、この貴重な和三盆糖ができあがるのですね。

 

高価である事は味だけでも納得ですが、竹糖の栽培から製糖の工程を知るほどに、その価値の高さを感じます。

人の手が入るという事は職人達の魂が込められているという事です。
機械で大量に栽培・製糖されたお砂糖と違う、「ぬくもり」を感じることができます。

その魂に、私たちの手でさらに新しい魂を加える。
身の引き締まる思いです。

 

さて、話を戻します。

栽培方法を教えていただいた後、栽培契約を結びました。
記念すべき瞬間です!

 

今度は竹糖の苗を110kg(約一反分)を軽トラに乗せて山を越え、香川に帰ります。

 

次はこの苗を砂地に保管する作業です。
無事に大きく育ちますように。

 

栽培は香川の父(舅)にお願いをし、私は埼玉のお店用に少し種黍を分けてもらいました。

 

自分の自由研究用にお店の前の中庭に植えたいと思います!

大家さんと服部製糖所さんにも許可をいただきましたので、小学校の頃に朝顔の観察をした時のように、枯らさないように頑張ります。

ぜひ、お店にお越しの際はご覧くださいね。

 

つづく。

 

和三盆恵菓(わさんぼんけいか)
〒343-0843
埼玉県越谷市蒲生茜町23-2 WAnest W102
070-4814-4833
http://wasanbon-keika.com

 

和三盆 恵菓, 竹糖栽培

いつかは自分たちの手で、和三盆糖の原料となる細黍(ほそきび)を育てたい!

埼玉県越谷市の「和三盆 恵菓(わさんぼんけいか)」のみどりです。
和三盆糖を贅沢に使用したお菓子専門店として、

「いつかは自分たちの手で、和三盆糖の原料となる細黍(ほそきび)を育てたい!」

そう思っていました。

お遍路道の奥に見えるのはサトウキビ畑です。

 

和菓子業界では欠かせない素材である和三盆糖。
なめらかで雪のような口溶け。
そして、まるく優しい甘み、黍(きび)特有のフルーティな後味。

シンプルですが、その美味しさは記憶に残る存在感です。

 

全国的には以前より知名度が上がってきている和三盆糖ですが、主に流通しているのは「和三盆糖入り」のお菓子。
それも、もちろん魅力的なのですが…

和三盆糖そのものを口にした時の感動体験も、多くの方に知っていただきたい。
そのために和三盆恵菓ができる事って何だろう?
そう、いつも店主と一緒になって考えておりました。

 

そんな折、取引先である徳島県の「服部製糖所」さんがSNSで投稿されていた、竹糖(ちくとう。阿波和三盆糖の原料)の契約栽培農家募集の記事を発見!

なんかもう…

全てが繋がった様な運命を感じました。

 

このような運命かな?と感じることってありますよね。

 

時は急げ!

っということでその晩にすぐ、以前から竹糖栽培に関心のあった香川の父に栽培を担当してもらえるかの相談をしました。

 

すぐに父から、

「やろう!」

と返事が。

また、服部製糖所さんからも竹糖栽培の承諾を得ることができ、めでたく栽培契約を結ぶ運びとなりました!

 

父は今まで様々な農作物をオーガニック農法で栽培してきた、作物にも地球にも優しい農家なのです。

竹糖栽培は除草剤を使用できない(除草剤を使用するとサトウキビが枯れてしまう)ので、非常に手間がかかるのですが、 その点でも特に安心してお願いをする事ができました。

 

サトウキビの収穫は12月20日頃まで。

 

収穫した黍(きび)から、来春植え付け分の苗を取り分けるため、収穫が終わる前に苗黍を受け取りに伺わねば!

 

ということで、日曜の定休日に徳島県の服部製糖所さんに行って参りました。

 

つづく…

 

和三盆恵菓(わさんぼんけいか)
〒343-0843
埼玉県越谷市蒲生茜町23-2 WAnest W102
070-4814-4833
http://wasanbon-keika.com