埼玉県越谷市の和菓子屋「和三盆 恵菓(わさんぼんけいか)」のみどりです。
先日、お客様よりお年賀のご注文をいただきました。
その方は、三味線の師匠をされているお客様。
どのような方々にお贈りされるのかをお伺いしました所、
「ふりだし阿波の白」桐小箱セットをお弟子さん達に配られるそうです。
私は端唄を習っていることもあり、なんかとても嬉しいものです(・∀・)
そのお客様と話題になったのが「桐箱」の使い道。
なんと・・・
ふりだしの桐小箱は「三味線の糸入れに丁度いい」とおっしゃっていました!
三味線の糸というのは、天然の絹糸で出来ています。
絹糸は湿気により響きが悪くなってしまう原因になり、逆に乾燥しすぎてもいけません。
糸も呼吸をするので、ある程度の通気性があり、湿度を調整できる桐箱は糸を保管するのにピッタリなのですね!
以前のブログでご紹介したように、和三盆恵菓の「ふりだしの桐小箱」は地元である埼玉県越谷市の山崎桐箱さんに特注しております。
一つ一つ魂が篭った、職人による手作りの桐箱です。
そんな桐箱も呼吸をします。
その日の湿度によって膨らんだり縮んだり、反ったりもします。
保存状態が悪いと変色もしてしまいます。
このように少し扱うのが難しいのですが、それも面白みのひとつ。
店主は梱包の際に手を止めては「この木目いいなぁ。」と、桐箱を愛でています(笑)
桐箱の蓋が開きにくい日には「今日は湿度が高いなぁ。」と。
湿度計にもなるようです。
さぁ、桐小箱には他にどんな使い方があるのでしょうか⁈
あなたのアイデアも、ぜひお聞かせ下さい。
埼玉県越谷市の和菓子屋
「和三盆恵菓(わさんぼんけいか)」
〒343-0843
埼玉県越谷市蒲生茜町23-2 WAnest W102
お電話:070-4814-4833
HP:http://wasanbon-keika.com